プライスレスな可能性

週末、David Nichtern先生の講座がありました。このところ、毎週、Davidのレクチャーを受けていますが、メディテーションを勉強したり実践したりすることが私の”仕事”みたいです(笑。

仕事というと、普通は直接的に金銭を得るものと捉えます。でも、ここでいう”仕事”はちょっと違います。この”仕事”は、その瞬間に目に見える形で金銭の報酬はないけれど、プライスレスな対価で満たされています。メディテーションの勉強、つまり私の場合はチベット仏教を学ぶことなのですが、こういう知識や体感が私に蓄積される。そして、それがヨガという仕事に生かされていく。可能性というものに満ち溢れています。

世間で伝えられているHow toものは、一生ものとは違う。テクニックを学んでも、それはただのテクニックでしかない。当然、何かを習得する時は、テクニックを学びの道具として使うけれど、大事なのはテクニックの先にあるものです。

例えば、フルート。私はフルートを小学校5年生から先生について学び始めました。楽器もテクニックがたくさんあります。でもその技術だけ知ってもただのテクニックコレクターです。やり方を教えてもらったら、今度はたくさん吹くってことをして、自分の出す音色や音楽を自分で見つけていかないといけない。先生や先輩からは、コツとかアドバイスをもらうことはあっても、それだけではいつまで経っても自分のものになりません。その先は、頭脳や頭で行うものではなく、身体を通して体感するしかない。フルートにたくさん触れて、たくさん感じて、たくさん音を出していくしかない。ただ、吹くだけです。その過程には「あ!この音いいな!」「あ!心が動いたな!」「あ!柔らかくなったな!」など色々な気づきがあって、その気づきが知らず知らずのうちに自分を深みのある素敵なFlutistに仕上げていくのです。

マインドフルネスって、ただ落ち着いたり、穏やかになったりすることじゃない。座るテクニックを教えてもらったら、今度はそのスキルを通して、自分の体験や体感を、日々の生活で起きること、職場で起きること、友達や家族とのコミュニケーションの中で気づきを蓄積することです。

「〇〇円だよ。」って数字で決めてしまったら、もうそれ以上でもそれ以下でもない。プライスをつけないから、可能性が広がる。そういう働き方を死ぬまで続けていきたいと思います。これが、自分の内側から働きかける”本当の働き方改革”じゃないかな。

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