About Mindfulness

《マインドフルネス / Mindfulnessとは?》

mindfulness1マインドフルネスとは、“今”に意識をおくことを指します。私たちは、忙しない毎日を送っていることで、一つに集中する力を失っていることがあります。例えば、レポート書いていたり、本を読んでいたり、先生の講義を聞いていたり、会議でスピーカーの話を聞いている時でも、スマホをチェックしたい衝動に駆られたり、次の会議のことを考えてしまったり、本来その瞬間にやるべきことから脱線していることがあるでしょう。「マルチタスクをこなしている。」と思い込んでいるその自分像に、「忙しいから仕方ない。」ともっともらしい言い訳が出てくると思いますが、突き詰めて考えると、その時行っている事柄に対する深い集中力は、確実に低下しているでしょう。すると、当然仕事のパフォーマンス効率は下がっているはずです。しかし、多くの人は、“今”目の前で起きていることを、先入観や固定観念なしに見る習慣がなく、正しいことをしていると思い込んだまま、いつまでもその状態から抜け出すことができません。
マインドフルネスの実践は、まず意識をひとところに置くことから始めます。それをシャマタ(Shamatha)と言います。シャマタは“停止する”という意味です。思考が始まったら、それに気づき“今”に戻ります。マインドフルネス・メディテーションでは、そのツールとして呼吸を使います。思考していることに気がついたら、シンプルに呼吸に戻り、呼吸に意識を止(とど)めておくのです。

アインシュタインなど偉大な科学者は、メディテーター(瞑想家)と言われるそうです。一つのテーマに対して、深く考え抜く集中力を持っているからです。途中でスマホをいじりたいという思考や衝動は、深い集中の邪魔となります。その邪魔者は、誰の思考にも出現してきますが、そいつに捉まらないためには、邪魔者の出現に気づき、手放し放っておく力と、 “今”行っている本来意識を置くべきところ(呼吸)に戻る力が必要なのです。これが、マインドフルネスの真髄です。

メディテーションには、一つのテーマに対して考え洞察力や直感力を培う熟考のメディテーションや、慈悲や思いやりの心を養うマイトリといった様々な手法がありますが、マインドフルネスを身につけてこそ、初めて様々なメディテーションを実践できるようになります。“今”と捉えるマインドフルネスなしでは、何も進まないということです。マインドフルネスとは、メディテーションの基礎中の基礎と言われる所以です。

《日常に生かせるからこそ大切なマインドフルネス》

mindfulness2私たちが行なっているマインドフルネスは、日常に生かすためのものです。日常生活の中で、いかに心の余裕を持てるのか(間を持つこと)ということ。だから、苦行でもなければ、逆に気持ちの良いパラダイスを作ることでもありません。“今”ある現実の日常生活をより良くするためのツールなのです。物事を先入観や固定観念といった色眼鏡で見ることをやめて、目の前に実在しているそのままの“今”を知る作業なのです。

料理、仕事、スポーツなど何をしている時も、“今”を捉えることができたら、集中する力となります。
チームプレイであったら、他人の動きを把握する力になります。すると、自分の動きについても適切な判断ができ、チーム力がアップします。上司であったら、部下や部下の仕事を的確に把握する力となります。たくさんのタスクに追われたら、優先順位を決めて、まだ終わってないタスクを気にしながらも、それを一旦手放す力となります。

《自分の生き方に繋がるマインドフルネス》

仏教の概念に“GOM(ゴン)”という言葉があります。メディテーションの語源です。“慣れ親しむ”という意味です。自分の考え、感情、思考と親しくなるということ。自分を深く知る、把握する、理解する、感情や思考のパターンに気づくということです。自分の思考に慣れ親しむためには、まだ来ぬ未来を想像し捕らぬ狸の皮算用をすることでもなく、過去にタイムスリップして執着心を増長させることでもなく、“今”にいること、“今”をそのまま捉えることが大切なのです。

メディテーションは、“心の筋トレ”と言われます。腹筋や背筋など体の筋肉を鍛えると、引き締まった無駄のない身体が出来上がります。心や思考の筋肉“マインドフルネス・マッスル”を鍛えることは、自分の心の中の感情や思考と親しくなり、より良い生活のための意識改善やどういう人生を歩むかという自分の生き方を決めることにも繋がります。

『マインドフルネス・メディテーションのすすめ〜My experience through mindfulness meditation』は、そんな日々の気づきやメディテーションの勉強とプラクティスの実践を進める中で、私が体験したことを綴っていくブログです。読んでくださる方にとって、生き方や気づきのエッセンスとなれば幸いです。


《関連リンク》
◆True Nature Meditation
http://truenature.jp/tnm(日本語)
David Nichtern氏監修により設立された日本初のメディテーションセンター。2015年、マインドフルネス・メディテーションを中心としたブッディズム・メディテーションの普及・促進を目指し、David氏の弟子でありプログラムディレクターの河津祐貴(かわずすけたか)によって設立された。
「心の強さと優しさを育む」をテーマに、ストレスフルな現代を⽣きる⽇本⼈に向けて独自に開発した特別プログラムを展開。より良い⽇常のための「マインドフルネス・メディテーション ・トレーニング・メソッド」を初心者から指導者養成までグループクラスで提供している。(True Nature Meditationウェブサイトより一部抜粋)

◆David Nichtern(デイビッド・ニクターン)
http://truenature.jp/tnm/teacher#teacher01 (日本語)
http://davidnichtern.com/ (English)
ニューヨークを拠点に40年以上の指導歴を持つ、メディテーションの世界的指導者。世界に拠点を持つシャンバラ・メディテーションセンターNY(https://ny.shambhala.org)シニア講師。
著書「Awakening from the Daydream (https://www.amazon.co.jp/Awakening-Daydream-Reimagining-Buddhas-Wheel/dp/1614290059)」は、全米ブッディズム・カテゴリーでベストセラーとなった。エミー賞を複数回受賞。グラミー賞に複数ノミネートされた作曲家/ 音楽プロデューサー/ギタリストとしても著明。彼の作曲した「Midnight at the Oasis」は、クリストファー・ゲスト、マリア・マルダー、ポール・サイモン、ラナ・デル・レイ、ステービー・ワンダー、クリシュナ・ダズ、ジェリー・グラシアなど、数多くの有名アーティストたちにカバーされている。(True Nature Meditationウェブサイトより一部抜粋)